63次南極観測隊が16日午前8時4分(日本時間同日午後2時4分)、昭和基地沖の氷海に停泊中の観測船しらせから、ヘリコプターで基地に入った。11月10日に乗船して日本を出発、1カ月余りの航海で到着した。
国立極地研究所によると、63次隊の牛尾収輝(しゅうき)隊長や隊員、酒井憲・しらせ艦長がヘリポートに降り立つと、昨年12月から昭和基地で観測を続けてきた阿保敏広・越冬隊長ら62次越冬隊員が出迎えた。
野外観測や物資輸送、設営作業が始まる。沖に停泊中のしらせは、さらに砕氷を続けて今月下旬には基地前に着く予定だ。
業務の引き継ぎを終えると、63次夏隊と62次越冬隊は来年2月上旬に昭和基地を離れて帰路につく。帰国は3月30日の予定だ。(中山由美)
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル